名前 | 説明 |
アーサー |
ジタンの大学時代の級友の一人。黒髪に黒目で丈高の少年。リンドブルム貴族の御曹司。マルガリータに密かに想いを寄せており、彼女が恋焦がれているジタンに嫉妬していた。 |
アデルバート・スタイナー | アレクサンドリアの王宮騎士。後の八英雄の一人。1766年3月生まれ。 アレクサンドリア領内の村で暮らしていたが、五歳の時に村が戦火に呑まれ家族を喪い、泣きじゃくっていたところをアレクサンドリアの騎士(後のブラネの夫)に助けられる。騎士を目指すようになったのは、彼への感謝の念から。 1789年の御前試合でベアトリクスを破りプルート隊を結成。大戦後、ベアトリクスと結婚。三人の息子を儲けるなど夫婦生活は円満だったが、貴族の陰謀に巻き込まれて一年間離れ離れにされたこともあった。生来の生真面目さは全く変わらずジタンと衝突を繰り返しているが、彼やガーネットにとってよき理解者でもある。 登場作品:『直刃の切先』 『いつか帰るところ(Garnet ver.)』 『月光』他。 |
アンディ | 幼い頃のジタンとブランクの兄貴分で、当時のタンタラス団員の一人。優しい性格のために詰めが甘く、カードゲームではジョイにいつも負けていた。 登場作品:『Tantalus' Panic! 1788 /TEARS』 『Tantalus' Panic! 1792 /Castle of Satan』 |
エーコ・キャルオル | マダイン・サリに暮らす召喚士の女の子。後の八英雄の一人。1793年3月生まれ。 生後間もなく母親を喪い、一歳にもならないうちに父親も亡くす。育ててくれた村の最後の大人も死んでからは、モーグリ達に支えられて暮らしていた。誰かに愛されたいと切望しながらも、別離を恐れるが為にその気持ちを押さえ込んでいた。 大戦後に大公家の養女に迎えられ、ようやく自分を愛してくれる家族を手に入れる。公女としての身分と、その聡明さで結婚前のジタンとガーネットを幾度か助けたこともある。実子のいない両親からの愛情を一身に受けるが、その両親に実子(後のシド10世)が生まれることを知って、これからは愛してもらえなくなるのではないかと思い悩む。そんな折、アレクサンドリアでのジタンとガーネットの結婚式にて運命の人、バンスと出逢う。 登場作品:『The village made of red bricks』 『勿忘.』 『運命の人』他。 |
オルベルタ | リンドブルムの大臣。その豊富な知識でシド9世を補佐している。その一方でリンドブルム大学の講師として政治学を講義しているが、試験が大変難しく学生らを泣かせている。エーコがリンドブルムの公女に迎えられた当初は彼女の家庭教師もしていた。 登場作品:『Lindbulm Univ.』 『おめでとう』 『月光』他。 |
ガーネット・ ティル・ アレクサンドロス17世 (ダガー) |
アレクサンドリアの第十七代王女。後の八英雄の一人。1784年1月15日生まれ。 実はマダイン・サリで生まれた召喚士の娘である。出生直後に行われた産占の結果は決して喜ばれるものではなかったが、すでに『彼』との繋がりを感じさせるものがあった。六歳の時に村が嵐に襲われ母親と共に海へ脱出。舟はアレクサンドリアに漂着するが母親を喪う。程なく召喚士の証である角も切り落とされ、王女として育てられることに。実はジタンとは1793年のアレクサンドリア公演で出逢っている。 大戦後、女王に即位し国の復興に努めつつ消息不明となったジタンの帰還を待ち続け、発見された遺品を見て絶望するも、想いが潰えることはなく、二年後に彼と劇的な再会を果たす。ジタンが大学を無事卒業すると、あとは彼からの求婚を待つのみとなったが、二人の結婚に反対する貴族たちの陰謀により、一時はジタンとの結婚を諦めざるを得ない状況にまで追い詰められる。しかし、女王の苦悩を知った民衆が蜂起し、貴族たちを屈服させたことで二人は無事結婚することができた。 結婚後、ジタンとの間に三人の子どもを儲ける。 登場作品:『いつか帰るところ(Garnet ver.)』 『月光』 『翼−TSUBASA−』他。 |
クイナ・クゥエン | 謎多きク族の若者で、後の八英雄の一人。1710年頃誕生? 大戦後、アレクサンドリアの宮廷料理長として再び登用される。どんな時でもマイペースな性格は全く変わらないが、それが周囲の空気を常に和やかにしているようだ。 登場作品:『いつか帰るところ(Garnet ver.)』 『温泉へ行こう!』 『バレンタイン大作戦!』他。 |
クジャ | ガーランドによって造られたジェノムの青年。1776年生まれ。 霧の大陸に戦乱を巻き起こし、最後はテラとガイアを滅ぼそうと企むが、ジタンたち八英雄の活躍でその野望は潰えた。最終決戦後ジタンが助けに向かうが、その甲斐なく死亡。遺体は弟によって埋葬される。実際はかなり楽しい性格のようだ。 登場作品:『いつか帰るところ(Zidane ver.)』 『The Mistletoe』 |
黒魔道士288号 | 黒魔道士の村の住民。物知りで皆のまとめ役になっている。ミコトの相談にも乗っており、ジタンを捜しに行く彼女を見送った。 登場作品:『いつか帰るところ(Mikoto ver.)』 |
サラマンダー・コーラル | 己の力のみしか信じない賞金稼ぎ。後の八英雄の一人。1773年11月生まれ。 トレノでの用心棒時代にジタンに出し抜かれたのは周知の事実だが、実はそれよりも前に一度ジタンと出逢っていた。ただし、お互い憶えていなかった。逃亡中、自分を狙う輩を返り討ちにしていく間に、賞金は120万ギルにまで跳ね上がった。 大戦後、しばらくの間アレクサンドリアに留まり、時たま城を訪れている。トレノでの一件については、アレクサンドリア・リンドブルム・ブルメシア三国の正式な書面により、無罪放免となる。その後はトレノで働き始め、とある事件がきっかけでラニとの関係が少しずつ深いものへとなっていく。その一方で、フライヤに対してある感情を抱いていたようで、彼女の幸せそうな姿に動揺を感じたことも。時空魔道士の一件ではジタンとガーネットを守って活躍し、以後アレクサンドリアで暮らし始める。(別設定あり) 登場作品:『Dark Adaptation』 『Coexist with...』 『暁月』 『刻まれた過去』他。 |
ジェイニー | ジタンが十二歳の頃に付き合っていた(と自分では思っていた)リンドブルムの少女。よくアジトに遊びに行きたがっていたが、その理由はジタン以外の本当に好きな人に会うためであり、事実を知ったジタンは深く傷つくことになる。 登場作品:『Tantalus' Panic! 1796 /Best Friend』 |
ジェダ卿 |
アレクサンドリアの青年貴族。1774年生まれ。1802年に年老いた父親の跡を継いだ。笑い方がジタンに似ているところがあり、ガーネットに対して好意を抱いている。ガーネットも彼のことを好ましく思っているが決して恋愛対象にはしていない。 |
ジタン・トライバル | 盗賊団タンタラスに所属している金髪碧眼の少年。後の八英雄の一人。1783年9月生まれ。 実はテラの科学技術によって造られたジェノムで、彼の存在を妬んだクジャによってガイアに捨てられた。バクーに拾われてアジトに連れて来られたばかりの頃は警戒心が強く、誰にも心を開かなかったが、免疫力が弱いことを心配したバクー達が自分を教会に預けようと相談しているのを聞いた時、彼は初めて『泣く』という行為で感情を表現した。それからは泣き虫で悪戯好きな、お馴染みの明るい少年に成長していく。実は1793年のアレクサンドリア公演でガーネットと出逢っていた。1796年に家出した理由は、親友ブランクの親の居場所が見つかったことと、その頃付き合っていた女の子の心無い発言で傷ついたため。 最終決戦後、仲間たちと別れてクジャを助けに向かった結果テラへと迷い込み、ガイアに通じる次元の穴を探して長い時間彷徨い続ける。(その間に彼は死んだことになっており、リンドブルム名誉将校の位を授けられている)。一年半後、ミコトに助け出され、アレクサンドリアでガーネットと劇的な再会を果たし、彼女と結婚するために二年間リンドブルム大学で勉学に励み、無事卒業するのだが、ガーネットとの結婚に反対する貴族たちの陰謀により、あらぬ罪状を被せられて国外追放に処されてしまう。やがて、自分の所為でアレクサンドリアとリンドブルムが開戦寸前になっている話を聞き、事態解決のためにガーネットと別れようと決心して手紙を書くが、皮肉にもその手紙の内容が民衆を蜂起させ、二人の結婚を貴族たちに認めさせる結果となった。 事件後ガーネットとめでたく結婚し、彼女との間に三人の子供を儲ける。 登場作品:『Tantalus' Panic!』 『いつか帰るところ(Zidane ver.)』 『月光』他。 |
シド・ファブール9世 | リンドブルム公国の第十二代大公。1764年9月生まれ。 リンドブルムを統治しつつ、ガーネットの親代わりとして、ジタンの良き協力者として何かと二人を助けている。養女にしたエーコにはとても甘く、彼女の為に教会の中に学校を設置し、縁談の話が来た時は猛反対したほど。1807年に待望の実子に恵まれる。 登場作品:『いつか帰るところ(Garnet ver.)』 『月光』 『運命の人』他。 |
シナ | タンタラスの一員で、ジタンとは同期。劇場艇のメカニック担当で、どんな時でもトンカチは手放さない。同期の団員の中で最も家族に恵まれていると思われる彼だったが、なぜか母親のことをあまり好きとは思っていない。いつの間にか恋人を作っており、ブランクとルビィが結婚して二月後に彼も結婚する。 登場作品:『Tantalus' Panic!』 『いつか帰るところ (Zidane ver.)』 『月光』他。 |
ジョイ | 幼い頃のジタンとブランクの兄貴分で、当時のタンタラスの団員の一人。少々変わった性格。 登場作品:『Tantalus' Panic! 1788 /TEARS』 『Tantalus' Panic! 1792 /Castle of Satan』 |
前アレクサンドリア王 | 先代のアレクサンドリア王でブラネの夫。見目麗しい容姿。かつてはアレクサンドリアの騎士団に所属しており、彼を見初めたブラネの意を汲んだガーネットの祖母によって引き合わされて結婚。騎士だった頃、戦災に巻き込まれた幼いスタイナーを助けたことがある。 登場作品:『直刃の切先』 『Tantalus' Panic! 1793 /Little Princess-Little Thief』 『The Wedding Eve』 |
トット | アレクサンドリアに古くから仕える学者でガーネットの教育係。1747年8月生まれ。 ガーネット即位後はアレクサンドリアの文相として王家に仕えている。普段は政治に口を出さないが、ジタンが国を追放された際や、時空魔道士によるアレクサンドリア襲撃など、国家の一大事にはその豊富な知識を十二分に生かして主君を助けている。 登場作品:『Slategrayの瞳』 『翼−TSUBASA−』 『月光』他。 |
バクー | 盗賊団タンタラスの初代団長で、ジタン達の育ての親。1755年5月生まれ。 ジタン達の世代になってからは、幼い彼らを纏めつつ、父親代わりとして愛情を注いでいる。叱る事もあるが、それも愛情表現の一つであり、彼らを嫌っているからではない。ジタン達もそれは十分に承知しており、そんな彼を心から慕っている。 大戦後も劇団タンタラスとしての活動を続けながらアレクサンドリア、リンドブルムに助力している。 登場作品:『Tantalus' Panic!』 『いつか帰るところ (Zidane ver.)』 『月光』他。 |
パック | ブルメシア王国の第一王子。閉鎖的なブルメシアを嫌って九歳の時に国を飛び出す。その長い旅の中で自然と裏社会にも通じるようになった。芝居が上演される前のアレクサンドリアでフラットレイの噂を聞き、トレノの近くの森で彼を見つける。 大戦後、ブルメシア国王に即位してからもお芝居好きは相変わらず。毎年アレクサンドリアにお忍びで訪れているらしく、民衆蜂起のきっかけとなった第一声を発したのは実は彼であるらしい。 登場作品:『Longing for Rain』 『Lacrymosa』 『月光』他。 |
バルト卿 | アレクサンドリアの内務大臣。初老でやや太めの体格。王家や主君に忠実である一方、やや貴族よりの一面もある人物。 登場作品:『Lindbulm Univ.』 『月光』他。 |
ハロルド・リンゼン | 密かにガーネットに想いを寄せているアレクサンドリア貴族の青年。実直な性格。女王の求婚者を募る掲示が公開された時、想いを伝えるために城に赴くが、そこでジタンと鉢合わせになり、彼と剣を交えた決闘を行う。結果はジタンの勝利に終わるが、その一件が父親を始めとする貴族達の陰謀に利用される。ジタンという人物を誤解していたのではないかと思い始めていた彼は、父親の行為に憤り抗議するが、逆に軟禁されてしまう。何とか人々に真実を伝えようと屋敷を抜け出す途中でトットに出逢い、彼の話を聞くことで『身分の隔たり』について自分なりの答えを出し、友人たちに身分の差が引き起こす弊害について訴えていくことになる。 登場作品:『月光』 |
バンス | タンタラスに在籍するリンドブルムの少年。1792年生まれ。 アレクサンドリアでのジタンとガーネットの結婚式にてエーコと出逢い一目惚れするが、身分の差に加えて彼女に婚約者がいることから恋煩いに陥ってしまう。一度は彼女のことを忘れようとしたものの、教会で再び出逢ってしまったことで完全に諦められなくなる。その後、エーコが行方不明になってしまった時、彼は真っ先に居場所を見つけ出す。そしてエーコの気持ちを知った後、彼も想いを打ち明け、一つの約束を交わすことになる。付き合うようになってからは、お転婆な恋人に振り回されることが多いようだ。 登場作品:『運命の人』 『Tantalus' Panic! 1806』 『Tantalus' Panic! 1807』他。 |
ビビ・オルニティア | とんがり帽子がトレードマークの黒魔道士の男の子。後の八英雄の一人。1799年7月生まれ。 大戦後、黒魔道士の村へ戻り、黒魔道士の仲間たちやミコトを始めとするジェノムたちと生活を始める。やがて、ミコトに頼んで子供を造ってもらい、自らの冒険譚を語るなどして暮らす。大戦から一年半後、ミコトに遺言を遺してついに止まってしまうが、いつも空の上からジタン達のことを見守っており、後年、夢の中でジタンに危機を知らせている。 前世での彼は病気持ちで、母親の傍に居られるよう短冊に願い事を書いていた。 登場作品:『いつか帰るところ(Mikoto ver.)』 『刻まれた過去』 『勿忘』他。 |
ヒルダガルデ・ファブール | リンドブルム大公シド・ファブール9世の后。シドの妻として彼を支えつつ、ジタンとガーネットの理解者として彼らの結婚に尽力した。1807年に待望の実子を出産する。 登場作品:『月光』 『五月の花嫁』他。 |
フィル | 幼い頃のジタンとブランクの兄貴分で、当時のタンタラスの団員の中では一番の年長。古株で誰も頭が上がらないらしい。独学で医学を勉強している。 登場作品:『Tantalus' Panic! 1788 /TEARS』 『Tantalus' Panic! 1792 /Castle of Satan』 |
フライヤ・クレセント | ブルメシア王国の女竜騎士。後の八英雄の一人。1778年6月生まれ。 六歳の時に病で母親を亡くしている。フラットレイを捜す旅の途中、アレクサンドリアでジタンと出逢い、しばらくの間行動を共にしている。(ルートはアレクサンドリア→トレノ→南ゲート→リンドブルム)。この頃の二人は旅の仲間というよりも、姉と弟のような関係に近い。 大戦後、フラットレイと再会できたものの、記憶を失くしたままの彼は昔の自分が愛した彼ではないと本心を押し隠し、さらに、フラットレイが想いを伝えてからは、とうとう彼を拒むようになる。しかし、フラットレイから別れの言葉を告げられると、やっと自分の気持ちに素直になった。 その後、フラットレイと結婚。セレスを始めとする三つ子を儲ける。(別設定あり) 登場作品:『Only you know』 『この世に生を受けた意味』 『Venus』 『Lacrymosa』他。 |
フラットレイ | ブルメシア王国最強の竜騎士。『鉄の尾』の異名を持つ。記憶を失くし、トレノの近くにある森で療養していたが、パックと再会して竜騎士としての記憶を取り戻す。鳥型の魔物に傷を負わされていたが、それが記憶喪失になった原因かどうかは不明。アレクサンドリアで不逞を働いたとの噂もあるが、真偽の程は定かではない。 大戦後、ブルメシアに戻ったものの、未だ記憶を取り戻せずにいた彼は恋人のフライヤに償いをしようとするのだが、逆に彼女から避けられてしまう。そのため、これ以上フライヤが自分の事で悩むのを見ていられなくなり、ブルメシアから去ることを告げるのだが、彼女からの一言がそれを思い留まらせた。 その後、フライヤと結婚。セレスを始めとする三つ子を儲ける。(別設定あり) 登場作品:『Only you know』 『Longing for Rain』 『Venus』 『Lacrymosa』他。 |
ブランク | タンタラスの一員でジタン達の兄貴分。1781年生まれ。 赤ん坊の頃、裏通りに捨てられていたところをバクーに拾われてタンタラスで育てられる。当時の他の団員とは歳が離れていたこともあり、ジタンが連れて来られた時には一番喜んだ。現在のメンバーになってからは彼らのまとめ役になっている。自分を捨てた母親を憎んでおり、居場所が見つかった時も会いに行こうとしなかったが、その母親の死後、埋葬されている墓を訪れたことで心境に変化が起こる。(後年、生まれてきた娘にその母親の名前を付けている) ルビィに対して全く頭が上がらず、口喧嘩が日常茶飯事になっている。大戦後もそれは続いていたが、内心、彼女のことが気になり始める。しかし、それが恋心であることには全く気がついていなかった。そのため、ルビィがアレクサンドリアに帰ると言い出した時も全く意に介さなかったが、ルシェラに説得(脅迫)されて初めて自分の本心に気付き、彼女を引き留めて交際を始める。ルビィの心の傷を思いやるがために、交際を始めてからもしばらくは進展がなかったが、ついに狩猟祭の夜に一線を越える。 ルビィが妊娠した後、彼女と結婚して双子の父親となる。 登場作品:『Tantalus' Panic!』 『いつか帰るところ (Zidane ver.)』 『月光』他。 |
フレッド・アレックス | アレクサンドリアに恨みを持つ青年で、500年前のアレクサンドリア地方で暮らしていた時空魔法を操る獣使いの一族の末裔。祖先が500年前の召喚実験の失敗後、当時のアレクサンドリア王によって霧の下へ追放されたことを恨み、王の子孫であるガーネットに殺意を抱き、仲間と共にジタンを襲い、魔物を操ってアレクサンドリアを襲撃する。実験の犠牲になった時空魔道士の孫が遺した書物の記録を信じていたが、ガーネットから歴史の真実を聞かされて自分たちの過ちを認め、彼女と和解する。 登場作品:『刻まれた過去』 |
ベアトリクス | アレクサンドリア王国の美しき女将軍。1772年4月生まれ。 良家の娘だったが、幼い頃から剣の修行に明け暮れており、このままでは嫁の貰い手が無くなると懸念した父親から、御前試合で優勝できなければ剣を置くように忠告される。自分の敗北などありえないと驕っていたが、その御前試合でスタイナーにまさかの敗北を喫してしまい落胆。しかし、父親が剣を取り上げることはなく、以後も剣の腕を磨き続け、やがて『大陸一の剣豪』と評されることになる。 大戦後、スタイナーと結婚して三人の息子を儲けるが、母親になってからも常にガーネットの傍近くに仕え、彼女の異変には敏感に反応し、特に精神面において大きな支えとなっている。 登場作品:『直刃の切先』 『いつか帰るところ(Garnet ver.)』 『月光』他。 |
マーカス | タンタラスの一員でブランクの事を兄キと慕っている。ジタンとは同期。 彼もブランクと同様、親から捨てられた孤児。捨てられた教会でしばらく生活していたが、居辛くなったため、教会を出て、裏通りに住み着くようになる。その後、ブランクに誘われてタンタラスに入団したらしい。 登場作品:『Tantalus' Panic!』 『いつか帰るところ (Zidane ver.)』 『月光』他。 |
マシュー | ダリの村で暮らしている中年男性。 昔バクーが世話になったことがある。全てを見透かしてしまうような人の善い目が特徴。1799年、畑仕事の手伝いに訪れたジタン達を見て三十年前の出来事と重ねる。ジタンと別れる際、手紙をやり取りする約束を交わす。翌年、畑がカーゴシップの発着場にするために潰されたことに落胆して遠くの村に引っ越すが、約束どおり、彼は今でも手紙を送り続けている。 登場作品:『Tantalus' Panic! 1799』 |
マリア | 幼い頃のジタンやブランクたちの姉貴分で、当時のタンタラスの紅一点。ブランクが赤ん坊だった頃の恥ずかしい秘密をいろいろと知っており、ジタンの悪戯には、ほとほと手を焼いている。独学で医学を勉強しているが、フィルに数段遅れを取っている。団を卒業してからもたまにアジトへ顔を見せており、彼らの母親代わりとして、特にバクーにも打ち明けられないような相談に乗ってやっている。歯に衣着せぬ発言が多いが、実際は心配性。 登場作品:『Tantalus' Panic! 1788 /TEARS』 『Tantalus' Panic! 1807』他。 |
マルガリータ | ジタンの大学時代の級友の一人。栗色の巻き毛にそばかす顔の少女。貴族ではないが、リンドブルム有数の商家の一人娘。箱入りで世間知らずなところがガーネットと少し似ている。ジタンの入学当初から彼に好意を持っていたが、ジタンとガーネットの関係を知ってきっぱりと諦めた。 登場作品:『Lindbulm Univ.』 |
ミコト | ガーランドによって造られたジェノムの少女。1799年3月生まれ。 大戦後、黒魔道士の村で生活していたが、未だに感情というものを理解できないでいた。しかし、それから一年半の間に徐々に感情が芽生え始め、間もなく止まろうとするビビを見て初めて涙を流す。その後、ジタンを捜しに行くことを決意。イーファの樹にあった次元の穴からテラに向かい、ジタンを見つけ出すことに成功。そして、自分の『いつか帰るところ』は黒魔道士の村であることを理解するに至る。出不精で時折コンデヤ・パタに食料調達に出かける以外は村の外に出ない。ガイアで生活するうちに、徐々に兄と似通った性格が見え隠れし始めるが、彼女自身はあまり認めたくないようだ。 登場作品:『いつか帰るところ(Mikoto ver.)』 『The Mistletoe』 『妹』 |
ヤップ | リンドブルムに住む少年。ルシェラと付き合っていたが、後に彼女を振ってしまう。 登場作品:『Tantalus' Panic! 1807』 |
ラニ | サラマンダーと同業者の女性。通称『美の狩人』・『愛の狩人』その美貌で賞金首に近づき、相手の隙を見て寝首を掻くという生活を送っていた。サラマンダーと知り合ったのは、そんな時。様々な物を欲しがる一方で、本当に欲しい物については決して口に出さない。 いつの頃からかサラマンダーに好意を抱き始め、とある事件が起きてからは、はっきりとそれを口にしている。やがて、サラマンダーと同棲して内縁の関係となり、娘を産んだらしい。(別設定あり)。男勝りな性格のためかルビィとは気が合うが、おばさん呼ばわりするエーコとはあまり仲良くないようだ。 登場作品:『Dark Adaptation』 『暁月』 『Lacrymosa』 『バレンタイン大作戦!』他。 |
リンゼン卿 | アレクサンドリア貴族の一人でハロルドの父親。格式を重んじるがためにジタン追放に暗躍するが決して悪人ではなく、一年後に民衆が蜂起した時には息子に諭されて要求を呑んでいる。若い頃、愛した女性がいたが、身分の差のためについに結ばれなかった過去があった。 登場作品:『月光』 |
ルイーザ | ガーネットの幼馴染みで茶褐色の髪が特徴の少女。言葉遣いからジタンは最初彼女を男性だと思い込み、ガーネットと親しく会話するのを見てひどく嫉妬した。実はサラマンダーの友人らしい。 登場作品:『ちょっと待って!』 |
ルシェラ | タンタラスに在籍するリンドブルムの少女。1793年生まれ。 幼い頃に孤児となり、教会に預けられていたが、ある問題が起きた時に罪を擦り付けられて追い出され、以来ずっとタンタラスに籍を置いている。誰もが認める明るい性格だが、本当は愛情に飢えており、誰かに愛されることを切望し、誰にも愛されないことを恐れている。ブランクとルビィの仲を誰よりも応援していた。 登場作品:『運命の人』 『Tantalus' Panic! 1806』 『Tantalus' Panic! 1807』 |
ルビィ | タンタラスの一員でジタンたちの姉貴分。1782年生まれ。 男勝りな性格だが、蛇やブリ虫が大嫌いであるなど意外な弱点もある。彼女も他の団員と同様、幼い頃は幸薄い生活を送っていた。七歳の時に母親を亡くし、翌年父親が再婚するが折り合いが悪く、十歳で家出同然で実家を飛び出しリンドブルムへ。街の裏通りでトラブルに巻き込まれるが、そこをブランク達に助けられてタンタラスに入団した。 大戦後はアレクサンドリアの小劇場のオーナーとしての活動と、劇団タンタラスの女優としての仕事を兼任。ブランクとは口喧嘩が絶えなかったが、ある事件をきっかけに心境の変化が起き、彼に惹かれ始めているのではないかと考え始める。そんな折、またしてもブランクと大喧嘩をしてしまい、とうとうアジトを飛び出してしまうが、追いかけてきた彼に告白され、初めて想いを通じ合わせる。昔、父親から受けた心の傷をブランクに打ち明けたことが原因で、付き合い始めてからもしばらく進展がなかったが、ついに狩猟祭の夜に一線を越える。 妊娠発覚後にブランクと結婚。双子を出産するが、難産だったため以後子供を産めない体になる。父親のことを心底憎んでいるが、その一方でそれとは逆のアンビバレンスな感情も抱いており、出産での出来事もあって、生まれた息子には父親と同じ名前を付けた。 登場作品:『Tantalus' Panic!』 『いつか帰るところ (Zidane ver.)』 『月光』他。 |
ロウェル・ブリッジス | ルビィの小劇場で役者を演じている元リンドブルムの人気俳優。大戦後もリンドブルムに戻らず小劇場で活動を続けているらしい。 登場作品:『Tantalus' Panic! 1806』 |