FF9 8周年記念特設ページです♪
…って言ってもこの1ページだけですが(^^;)
このページでは、8周年8つのお題に挑戦しています。

管理人がやっつけで作った8つのお題、ひねりも何もありませんが、
やってみたいと言う方は挑戦ご自由にどうぞ!






○ 管理人による 8つのお題 ○


青い瞳の彼

 いつもくるくると表情豊かな青い目。
 見ているだけで、感情の変化が手に取るようにわかってしまう。
 ……でも、本当にそうなのだろうか?
 悲しい時も無理に笑おうとするのを、もう何度も見た気がする。
「ダガー」
 名を呼ばれ、「何だい?」と訊かれた時、ガーネットは自分が随分じいっと彼の目を見つめていたことに気付いた。
「何でもないわ」
 嘯くと、青い目は悪戯っぽく光った。
「オレに見とれてた?」
「まさか」
 肩を竦めると、途端にがっかりした表情になる。
 そう。きっと。
 悲しい時に笑おうとしても、目を見ればわかるに違いない。
 青い目は、いつも真っ直ぐにその持ち主の感情を表現しているのだから。
「やっぱりまた見てる」
 ジタンは、そう言って嬉しそうに笑った。

 彼の瞳をそんな風に創ったその人に。
 ちょっとだけ感謝したいと、ガーネットはそう思うのだ。



黒髪の少女

「ダガーの髪って、どうやってお手入れしてるの?」
「特に何もしてないけど?」
「ホントに? だってこれだけ長いんだから、シャンプーするのも大変でしょう?」
「ええ、たぶん」
「たぶん?」
「だって、自分でしたことないもの」
「――そっかー……」

「って、もしかしてジタンがしてるの?!」
「……そんなわけないでしょ」



とんがり帽子の君

 月日は留まることを知らず、季節は巡ってまたあの夏が来る。
 誰よりも命の尊さを知り、
 誰よりも愛の美しさを知り、
 誰よりも仲間の大切さを知っていた、君。

 来年また、ひまわりが咲く頃になったら。
 私たちは君を思い出すのだろう。

 記憶はずっと、優しいままに。



ドラゴン・ナイト

「竜騎士って、何を守る騎士なんだ?」
「古くは竜神をお守りするための騎士団であったが、それが転じて、竜の化身たる国王をお守りするようになったそうじゃ」
「ふぅん」
「なぁ、何かを守る仕事って楽しい?」
「楽しい……か。そうじゃのう」
「楽しい、という論点からは外れるが、恐らくプライドの問題なのじゃろうな」
「命を懸け、身を挺し、などと言うて色々な理由をつけていても、結局は守ることで優位に立っておる。偽善的なのじゃ」
「でも、好きでもない相手を守れないだろ? だからウソじゃないじゃん」
「好きであろうとなかろうと、偽善的行為に変わりはなかろう」
「そうかなぁ……」
「オレはやっぱすごいことだと思うけど」
「フライヤが守ってるのは、きっと命とかそういうのだけじゃなくて、気持ちとか心とか、そういうものも守ってるんじゃないのかなーって」
「……おぬし。顔に似合わず得のあることを言うな」
「一言余計だし」



猛進隊長

「スタイナーの困ったところは」
「うんうん」
「物事の表面しか見ないところです」
「なるほどね」
「そして、物事を何もかも単純化して捉えてしまうところです」
「うん、確かに」
「その背後にある複雑な背景など、まったく慮ることができない」
「うんうん」
「……でも、そういうストレートなところは……尊敬……しています」
「ソンケーっていうか、好きなんでしょ?」



焔色の髪の男

「ああ、焔のダンナ? あの人、真面目腐った顔してハードボイルド気取ってるけど、
 ホントはえらい天然よ。オーガニック。
 どういう意味かって? そうねぇ、まぁ闘いにおいては確かに一流よね。
 雑魚を蹴散らす勇姿、あんたにも見せてあげたいくらいだわ。
 でもね、どこか抜けてるのよ。すっごく抜けてるの。
 大体、首に賞金がついたのも、チンケなコソドロにハメられたって話だし。
 真面目腐った顔して、ホントに抜けてるのよ。
 ザルみたいにざーざーに抜けてるの。
 でも、私はダンナのそういうところが好きよ」



サリ村の女の子

 あたしは、一人から始まったから。
 二人でも、三人でも、賑やかで楽しくて、嬉しいことに変わりはないけど。
 でも、やっぱりずっと側にいてくれる人が欲しいって思うの。

 人は一人じゃ生きていけないものよ。
 特に、心が一人ぼっちじゃ生きていけない。
 誰かと気持ちを分け合って生きていかなきゃいけないものなの。

 あたしの気持ちを半分こできる人は、どこにいるのかな。



食通さん

「クイナは、食べること以外で興味のあることはある?」
「ないアル」
「……え、どっち?」
「ないアル」












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